ステアクラフトについて


コンセプト
コンセプト

結婚指輪は、ふたりの誓いを形にすること。

アクセサリー作りは、自分の思いを形にすること。

ふたりの誓い、自分の思いだから、形にするなら、できる限り自分の手で作って頂きたい。

愛着と達成感、そして、きっと想いがこもるものになる。

「ここまで自分でできたら納得!」

そう思って頂けるとことが、教室の原点。

そのために、ステアクラフトがお手伝いできること・・・

 

【1日1組限定】

結婚指輪制作、シルバー体験教室共に、1日1組限定ですので、前の組に押されたり、後の組を気にされることはありません。

もの作りは個性が出ます。じっくり取り組む方、勢いを大事にする方、丁寧な方、遊び感覚が豊かな方、等々。

制作時間も人それぞれです。

1日1組ならば、作る方の個性、ペースを生かしながら、制作に向き合って頂けます。

 

【練習】

制作開始!

でもすぐに本番はミスの元です。

制作の各工程の前に、必ず練習用の金属を使って練習を致します。

金属の感触、工具の使い勝手、力具合。どれくらい練習をするかは作る方の自由です。

本番に向き合える、と、納得できるまで練習して下さい。

 

【時間制限なし】

1日で完成できれば、時間制限はありません。

完成までの目安の時間はありますが、単なる平均的時間です。

デザイン、練習、個性、ペースで人それぞれの時間軸で制作して頂きます。

(オリジナルコースの難易度の高いデザインの場合、2日間を要する場合もあります。)


メッセージ

「泥だんご」って知っていますか?

 

小さい頃、園庭や校庭、公園などの土に水を含ませて丸くだんごを作り、何時間何日もかけて両手で擦って光らせるのが「泥だんご」です。

作ったことはなくても、見たり聞いたりしたことがあるかもしれません。

不思議なことに、本当に光沢が出てピカピカになるんです。

ただ・・・、悲しいことに作ってるあいだに気を抜いて雑に扱うと「ぐちゃ」っと割れちゃう。

泣きそうになるけれど、でも、また明日、作り始めます。

 

かなり前になりますが、TVでその「泥だんご」を題材にした特集番組を放映していて、偶然見ました。

懐かしさと、「あぁ、なんかいいなぁ」と思いました。

 

大阪の大学の先生が、幼稚園児に「泥だんご」の作り方を教えるというお話し。

 

先生は自分で作ったいくつものピカピカの「泥だんご」を持って、地元の幼稚園に行って子どもたちに見せました。

その輝きにみな興味津々、作り方を教わると早速作り始めました。

子供たちは瞬く間に夢中です!

 

でも、最初はなかなかうまくいかない。何度も割れて作り直し。

中には1日かけてかなり光ってきた「泥だんご」をつい落としてしまって木っ端微塵にしちゃった子供も。

その瞬間、表情は完全に固まってました! そしてもちろん、大泣き、です。

それでも、悔しいのか、また作り始めます。

 

数カ月経った頃、先生は実験を行いました。

特に熱中して作り続けてきた男の子の作る様子を眺めていました。

まだまだ「光る」とまではいきません。

 

しばらくして、不意に「これ、あげるよ」と言って、先生の作った「光る泥だんご」を手渡しました。

一瞬ビックリ戸惑いますが、なんたって今の自分では絶対作れないピッカピカの「光る泥だんご」です。

片手に自分の、もう片手に先生のが乗っかりました。

 

先生が「泥だんご」を教えに来た目的、それはまさにこの男の子(子どもたち)がこれからこの2つの泥だんごをどうするか、それを見たかったのです。

 

しばらく先生のをさわったり、眺めたりしてるうち、地面にそっと置きました。

そしてまた自分の「光らない泥だんご」を何時間も一所懸命磨きます。

やがて帰る時間。

2つの「泥だんご」を両手に持ち、先生の「光る泥だんご」を見てまたなにかを考えます。

 

やがて先生の前に来ると、「いらない」と言って、せっかくもらった「光る泥だんご」を返しました。

「どうして?」「どうしても」。

 

翌日、男の子は、また自分の「光らない泥だんご」を何時間も一所懸命磨いていました。

もらった「光る泥だんご」より、自分で作る「光らない泥だんご」が言葉にできないけど好きなんだ。

そう先生は思います。

 

4才でも、自分で一所懸命作ってるものに愛着心や、愛おしさを感じる心がある。

それがわかったことがとても嬉しい。

そんなドキュメンタリーでした。

 

・・・・・・・・・・・・

 

だんだん大きくなると、子供の頃のそんな感覚を忘れていきます。

忙しくなって、時間を掛けたり、手間を掛けることができなくなってしまいます。

 

結婚は、目に見えない二人の幸せの形を作っていく始まり。

形がないから、きっと向き合う時間も、いっぱい話すことも必要。

 

手作りで形のある結婚指輪を作るということは、大切なものは時間も手間も掛かることを、目に見える形で感じさせてくれます。

結婚指輪もシルバー体験教室でも、説明と練習はいっぱいするけど、ステアクラフトはあまり手を出しません。

二人の幸せの形の半分を工房が作った、なんて、やっぱりちょっと寂しい。

愛着と、達成感いっぱいで帰ってくれたら、教室を行なっている者はそれが一番嬉しいことです。

背伸びしなくていい、華美でなくていい、自分の手を信じて作れるものを一所懸命作る。

 

大切なものとは、指輪という形ではありません。

誓いの指輪を頑張って作り上げたいと思うお二人のその心です。

 

そしていつか、そんな願いを次の世代に残せたら・・・